草野球日記

備忘録です

新卒1年目がフリーランスのデメリットについて考えてみる

 会社員として週5日働いていると、「好きな時間に働きたいなぁ」「フリーだったら人間関係もっと楽なのに...」と思うことってたまにありますよね。



 そんな時にパッと頭に思い浮かぶのがフリーランスという言葉です。フリーランスの働き方をすれば、自分の得意分野を生かし、出社せずに好きな時間に働くことも可能です。


 代表例として、挙げられるのはビジネス系YouTuberのマナブさん



 マナブさんは、かつて会社員として働いていたものの、ブロガーに転身。最初は月5万ほどしか稼げず、プログラミングなどで仕事を食いつないでいたようですが、ブログの毎日更新を続けたことにより、現在は月収800万ブロガーとしてタイのバンコクで暮らしています。



 マナブさんは、今では会社も持っているようなので、正確にはフリーランスではありませんが、このような働き方をしている人が増えているようです。



 確かに、このような働き方は素晴らしいのですが、僕は個人的にフリーランスという働き方はとても危険な選択だと思っています。



 今回は新卒1年目、IT企業勤務している僕が、一見素晴らしそうに見えるフリーランスデメリットについて考えてみます。


 この記事は、将来的にフリーランスを目指している人、現在の仕事に不満を持っている人に向けて、フリーランスのデメリットについて知ってもらい、最後にフリーランスではなくとも幸せに働ける方法やマインドセットについて説明します。

フリーランスのデメリット

 さて、会社勤めのサラリーマン(特にエンジニア)の人が憧れることの多いエンジニアですが、そのデメリットはなにがあるのでしょう。ひとつひとつ説明していきます。

なるまでの道のりが大変

 最初のステップとして考えられるのは、
フリーランスになるまでのステップが大変」であるということです。

 エンジニアとして働いているならまだしも、自分のスキルをフリーランスになったときに売り出せる人はいくらいるでしょうか。

 IT未経験の看護師がフリーランスに転職する例を考えてみましょう。


 看護師のA子さんは、現在23歳。

 忙しいのに低月給な働き方に疑問を覚えフリーランスを目指すことにして退職

 パソコンも触っていなかったので、まずはタイピングなどの基本操作の口座に半月、3万(推定)使いました。

 そこから、プログラミングスクールに1か月通い、やっとHTML、CSS基礎基本になれる。ここで10万円使っているとします。

 2か月目で、Ruby on railsという言語を触ります。ここでは、簡単なアプリ開発を学びます。だいたい1か月取られるとし、使った額は10万


 3ヶ月目でプログラミングスクールを終了し、WEBデザイナーとしての転職活動を始めます。その前にポートフォリオ呼ばれる作品(自分でアプリの開発)をしなければならないため、時間が割かれ、転職活動にかかる期間がだいたい2,3か月と考えるとここまで6か月

 そこから見事に内定をもらい、働き始めます。
 入ってから2,3か月は会社の研修や仕事で覚えることがいっぱい。業務時間外でスキルを伸ばすこともできますが、ここまで9か月



 副業OKだったので、会社での仕事に余裕が出てきてから、CrowdWorksというフリーランス向けの案件情報サイトに登録し、平日の夜や土日を使って仕事を始めます。普段からWEBデザインをしているので、だいだい5万円はそこで稼げるように。ここまでで1年とします。


 同じように仕事をしていく中で、自分で仕事をやっていけそうだったので、会社を辞め、フリーに転身。それでも月収25万くらいでここまでで約1年半とします。
 
 上はただの一例ですが、これでも早いほうだと考えており、2~3年かかると考えてもよいでしょう。特にIT未経験の方は、なるまでが大変なのです。

お金の管理が大変


 フリーランスのデメリットによく上げられるものとして、お金の管理が大変というものがあります。


 
 具体的には、確定申告を自分でやったり、本来会社が福利厚生として給料から差し引いてくれる健康保険などをすべて自分でやらなくてはいけません。



 ポジティブに捉えればいい勉強になるかもしれませんが、すべての仕事を1人でやっているのに、それに加えて経費の計算や保険なども自分でやらなくてはならないのです。

 
 外注する手もあるかもしれませんが、お金がかかるので、高収入でない限り大変でしょう。

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仕事を受けるまでが大変

 先ほど、A子さんの例で、ウェブサイトから案件を取りに行くというものがありましたが、これもそう簡単にはうまくいくとは限りません。


 まず、自分で案件を探して、その案件を出している人と交渉。フリーランスの人は自分だけではないので、競合相手がいます。


 そこで、上手く自分を売り込んでいかないといい仕事は取れませんし、継続的に取っていくのもまた大変です。

面倒を見てくれる人がいない

 会社ならまだ、上司や同僚といった仲間がいます。

 しかし、フリーランスになってしまうと、そういった仲間を作るのが難しく、孤立してしまうパターンも多いようです。

 ということになると、プライベートの時間を利用してフリーランスのコミュニティや、オンラインサロンといったところにお金も掛ける可能性があります。

フリーランスでなくても幸せに働ける方法

 ここまでは、フリーランスのデメリットについて取り上げてみました。



 「フリーランス」って響きはよく聞こえるけど、案外大変なんだなと思った方は多いかもしれません。


 ではフリーランスにならなくとも、仕事の悩みから解放される方法はなにがあるでしょうか?

自分の働き方を見つめなおす


 多くの人は、自分の仕事の嫌な面ばかりに着目してしまいます。

 しかし、あなたがやっている仕事でしかできないこと、または楽しみもあるのではないでしょうか?

 
 例えば、「やるべきことは多いけれども患者さんとのコミュニケーションが楽しい」というのであれば、「電車通勤が大変」ということを考えるよりも、前者のウェイト上げることを考えたほうが有益な気がします。

 ただこれだけでは、限界があると思います。

転職

 「通勤が大変」「自由な服装が着れない」「職場の人間関係が悪い」「給料が低い」「スキルが身につかない」etc.


 自分の働き方を見つめ直すことだけでは改善できない時の選択肢が転職です。

 
 僕は、IT×英語の情報を発信しているので、IT企業(高収入・スキルUP)に行くことをオススメしますが、それが最善の選択肢とは限りません。


 人によって感じる幸せは様々なので、


「自分のやりたいことができる」「休みが多い」「好きな服装で出社できる」「趣味の時間がとれる」 


 そういった観点で仕事を探すのも立派な選択と言えます。人生の長い時間を労働に割く訳ですから、自分に合った価値観で仕事をするのは大事です。


 実際に僕は、IT系の企業で勤務していますが、スーツは基本着ないで好きな恰好で出社していますし、残業はほとんどなく、人間関係も良好という環境で働けています。

目標や趣味を作る

 転職したとしても、仕事ですからしんどい場面にあたることは多々あるとおもいます。


 成長できる機会と前向きに捉えることはできますが、多くの人はそうポジティブに捉えられません(実際僕もそうです)


 そういうときに僕がどんな思考をしているかというと、


「俺は趣味をするために働いている。働くという選択をしたのも自分。業後に趣味をする時間のためにもうちょっと頑張ってみようかな。」



 僕の最近の趣味は、料理とブログなので、嚙み砕くと



「今日の晩飯何作ろうかな。何を記事にしようかな。」


 それを考えるとわくわくするので、案外仕事も頑張れたりします。


 そして目標を作ることに関しては、今より高い給料(または時間)が入った時にしたいことを考えたりします。


「旨い肉を食う」「もっといい家に住む」「たくさん本を買う」「できた時間でブログを書く」


 なんでもいいと思います。それをするためなら、もうちょっと頑張って昇進しよう、仕事しようという気持ちになれませんか?僕は、達成できそうな1週間の予定を1時間ごとに立てて自己肯定感を上げています。

まとめ

 ありきたりになってしまいましたが、今回のまとめをしてみると

フリーランスのデメリット


・なるまでが大変(1~3年かかる)

・お金の計算が大変(健康保険、確定申告など)

・仕事を探しづらい

・面倒を見てくれる人がいない(上司や同僚の不在)
フリーランスにならなくとも幸せに働ける方法


・働き方の見つめなおし(自分が働いてて幸せを感じる時間)

・転職(現状の仕事にはない人、環境)

・目標や趣味を持つ(職場での昇進につながる

 
 以上のようになります。人の感じる幸せはそれぞれ違いますので、暇なときとかに少し自分の働き方や人生を考えるだけでも日々の生活は変わるのではないでしょうか。最後まで読んでいただきありがとうございました。