草野球日記

備忘録です

IT業界で英語を使う案件の実情(新卒編)

 みなさんこんにちは!IT×英語の情報を発信しているしんです。

 今回は、「IT業界で英語を使う案件の実情(新卒編)」という事で、自身の経験をもとに記事を書いていきます。

 この記事は、IT×英語についての実情を知りたい人や、英語はできるけどIT業界でどれくらい使えるのか気になる就活生や大学生ITについては詳しいけどこれから英語を勉強しようかどうか迷っている人に向けて、自分の一例を通じて、IT×英語の分野で活躍するための材料にしていただきたいと思います。

背景(ITと英語の経験)

 まず僕のバックグラウンドについて簡単にまとめますと、

年齢:23

職業:IT系新卒1年目エンジニア

英語経験:フィリピン留学(1か月×2回)アメリカ交換留学(4か月)TOEIC875点

ITレベル:ITパスポート所持(文系未経験)

 といった感じです。大学は中堅国立大学の人文学系で、英語を中心に勉強していました。英会話就活に1度失敗して、さまざまな経緯があり、IT業界へ。詳しくはこちらの記事で語っていますが、オタク色が強いため、また改めて記事を書こうと思います。


 まだ、2か月しか働いていないぺいぺいの新卒ですが、その中でITと英語について感じたことを語っていきます。

入社から配属まで

 私の会社は、プログラムをゴリゴリ書くような仕事がメインであるわけではないのですが、自社の独自のナレッジとノウハウを武器に、さまざまな業界へIT事業を展開しています。

 入社時の私は、特にこれといった部署の配属希望はなかったのですが、いざ配属となったときに、ほかの同期にはない自分の強みについて思い返すと「英語」の二文字が頭をよぎりました。

 英語なら同期の中なら1番できる自信があると思ったので、新人向けの部署交流会で英語が生かせそうな部署をいくらか研修担当に紹介してもらい、志望も迷わずその中のひとつへ!

 配属に向けてのプレゼンでも、その部署(顧客は有名大手グローバル企業)を志望したのですが、研修で同じ班の優秀な女子に行きたい所をとられてしまいました...(僕はその隣の部署へ)

 こうして僕は少し不貞腐れてしまったのですが、仕事をやめる理由もないのでとりあえず隣の部署で頑張ることに。。

部署の代表との面談

 配属されて数日、部署の代表と面談がありました。そこでは部署の取り扱ってる案件の説明などがあったのですが、最後に代表から何か質問はあるかと聞かれたので、僕は半分希望を失いながらも、「英語を生かせる案件はありますか?」とダメ元できいてみました。

 すると返ってきたのは、「申し訳ないけど、現時点ではない。ただ今後この部署が成長したり、君がIT知識やウチの会社のノウハウを身に着けて一人前になったらそれが生かせる部署(隣の部署)に移動することも可能だよ。」という答えでした。

 そのときの僕は代表の言葉に納得できたので、何も言い返すことはありませんでした。そもそも内定をもらった時点では、英語の強みを生かしてITで頑張ろうと思っていなかったので、使えたらいいなぐらいの気持ちであまり気にすることはなかったのですが。。

 同期の女の子はというと、隣の部署で英語をつかってバリバリやっているかというとそうでもないようです。

 ただ、その子の先輩たちは、会議が英語であったり、システムの仕様書が英語だったりと、使う機会は多いそう。見てる感じ大変そうなので、現時点なあなあといえども、のんびりと研修を受けれて定時で帰れてる自分は幸せかなと思ったりもします。

僕のその後とみなさんに伝えたいこと



 そこから半月ほど経った2020年6月中旬現在、僕はまだ本社で追加研修を受けているという状態です。

 IT×英語どころか、ITはほぼなにも身についていないので、基礎基本をしっかりとやるように言われています。

 実を言うとこの研修も、かなりテキストベースで自主性が重んじられているので、やる気次第で伸び率が変わります。

 僕は完全に今やる気がないので、興味あることだけは一生懸命吸収しているのですが、そうじゃないときはブログのネタを考えたり、プログラミングについて調べたりしています。

 みなさんに伝えたいこととしては、僕個人の経験ですが、新卒ですぐに英語を使ってバリバリ仕事をする機会はIT業界ではあまりないということです。

 就活生に向けるメッセージがあるとするならば、英語を使いたいなら、何か×英語だと、英語を生かす仕事はまずできないといえるでしょう。その何かの部分の専門知識もしっかり持っていなければ、せっかく英語をたくさん勉強してきても、それを生かす機会は消失してしまいます。

 その何かのスキルが身につくまで、3~5年辛抱できるというのならば、英語との掛け合わせを強みにしている企業を選んでもいいと思いますが、そうでないならば、僕のようにやる気を失ってしまうこともあると思うのであまりオススメしません。


 逆転の発想をするならば、ITが得意でこれから英語を勉強しようか悩んでいる人は、勉強しておいても損はないでしょう。

 これは自分がどの分野で活躍したいかにもよりますが、顧客や部署がグローバル対応だった場合、英語は必要となってくるので、英会話の基礎ぐらいは勉強したほうがいいのかもしれません。

 ただし、ITが相手にする業界も多岐にわたる(金融、産業、通信、小売、航空、ゲーム、インフラ、etc..)ので、英語よりも数多くある業界の中で自分が興味あるものの資格をかじったりするとよいでしょう。

まとめ

 これまでの僕の話を総括すると、以下のようになります。

・新卒でIT×英語の両方を生かすには両方のスキルに長ける必要あり

・就活生は掛け合わせを狙いすぎると入社してからのギャップが大きい可能性大

・数年頑張れば、IT×英語で仕事することは可能

 以上の3点になります。また2か月しか働いていない新卒社員の雑記というか戯言のようなものですし、企業によってまた違いはあるので、僕の意見が絶対的に正しいという訳ではありませんが、1人のIT×英語の情報を発信する者として以上のような結論で締めさせていただきます。

 これからまた経験を積んで、より正確な情報を皆さんに発信できるように日々精進していくので、応援よろしくお願いします。最後まで読んでいただきありがとうございました。